検証済みTOB事例

オリイメックのTOB・MBO事例:名村造船所(2003-09-26公表・2003年収録)

名村造船所によるオリイメック取得は、290円のTOBで2003年11月に議決権87.1%を得た後、2004年4月の株式交換で100%化した二段階取引である。87.1%をTOB実績、完全子会社化を株式交換の結果として明確に分ける。

主要条件

対象会社 オリイメック 6283
買付者 名村造船所 オリイメック←名村造船所
TOB価格 290円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム 算定不可 基準不掲載
公開買付期間 2003-09-26 - 2003-11-06 代理人不掲載
最終進捗 成立 2003-11-06 / 名村造船所がオリイメック株式を公開買付により取得、議決権比率87.1%

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は290円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。

公開買付期間は2003-09-26 - 2003-11-06、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立、最終イベントは2003-11-06の「名村造船所がオリイメック株式を公開買付により取得、議決権比率87.1%」です。

確認ポイント

  • プレミアムを算定できない案件では、公開買付届出書、意見表明報告書、結果公表で買付価格、基準株価、算定根拠を直接確認する。
  • オリイメックと名村造船所の資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

確認した事実

  1. f-legacy-oriimec-namura-1 条件付き確認 楽天証券保存表は、証券コード6283のオリイメックを対象、名村造船所を買付者とする公開買付けを掲載する。

  2. f-legacy-oriimec-namura-2 条件付き確認 同保存表が示す買付期間は2003年9月26日から11月6日までだった。

  3. f-legacy-oriimec-namura-3 条件付き確認 オリイメック株式の買付価格は1株290円と掲載されている。

  4. f-legacy-oriimec-namura-4 確認済み 名村造船所の後年有価証券報告書は、2003年11月の公開買付けによりオリイメックの議決権87.1%を取得したと記録する。

  5. f-legacy-oriimec-namura-5 確認済み 名村造船所は2004年4月の株式交換によってオリイメックを完全子会社化した。

  6. f-legacy-oriimec-namura-6 確認済み 87.1%は2003年のTOB後議決権比率で、100%化は翌2004年の株式交換による別段階だった。

  7. f-legacy-oriimec-namura-7 確認済み 名村造船所は1997年8月、公開買付けによってオリイ株式31.6%を取得していた。

  8. f-legacy-oriimec-namura-8 確認済み 2000年12月にオリイとメックマシナリーが合併し、オリイメックが発足した。

  9. f-legacy-oriimec-namura-9 確認済み 有価証券報告書はオリイメックグループの事業を、プレス用自動化装置と精密ばね成形機の製造販売および保守・技術サービスと説明する。

背景

期間と価格は楽天証券の保存表、取得後議決権と後続株式交換は15年後の名村造船所有価証券報告書で確認した。資料の時間差は大きいが、取引条件と最終的な沿革を異なる資料で接続できる。

オリイメックはプレス用自動化装置と精密ばね成形機の製造販売、保守・技術サービスを担う機械事業会社だった。名村造船所は1997年に前身オリイの31.6%を取得しており、2003年TOBは新規参入ではなく既存資本関係を支配へ進めた取引と整理できる。

なぜこの取引が選ばれたか

前身オリイへの31.6%出資から、2003年TOBで87.1%へ進めても少数株主は残った。翌年の株式交換は残余株主を整理し、プレス自動化装置などの機械事業を単一株主の下で運営するための法的な第二段階だったと整理できる。

上限や最低条件は確認できないものの、結果87.1%は完全所有を直接達成しなかった。TOBと株式交換を組み合わせる設計では、それぞれの対価と評価時点が異なり得るため、290円を株式交換の価値へそのまま適用しない。

プレミアムの読み方

290円の基準終値、平均株価、第三者評価は保存表にないため、プレミアム率を算出しない。後年有価証券報告書も沿革として87.1%を示すだけで価格公正性を説明しないので、290円は確認済み条件、評価の十分性は未確認と分ける。

少数株主の論点

TOB応募株主には290円での退出機会があり、応募せず残った株主は87.1%を名村造船所が握る会社に留まった。その後の株式交換で完全子会社化されたが、交換比率や現金選択の有無は今回の根拠にないため、残存株主の最終対価を説明できない。

結果の評価

TOB後87.1%と2004年4月の100%化は公式沿革で確認できる。期間9月26日から11月6日、価格290円は証券会社アーカイブに依存し、応募・取得株数や決済は不明であるため、成立の骨格は確認しても詳細結果は限定的である。

確認できない点・限界

当時の名村造船所開始公告、オリイメック意見表明、結果通知を未収集で、価格算定、予定・応募・取得株数、買付総額が欠ける。後年の公式有価証券報告書はTOB後議決権87.1%と翌年の完全子会社化を確認するが、290円と期間は楽天証券保存表に依存する。

このTOBの位置づけ

案件タイプ

期間と価格は楽天証券の保存表、取得後議決権と後続株式交換は15年後の名村造船所有価証券報告書で確認した。資料の時間差は大きいが、取引条件と最終的な沿革を異なる資料で接続できる。

オリイメックはプレス用自動化装置と精密ばね成形機の製造販売、保守・技術サービスを担う機械事業会社だった。名村造船所は1997年に前身オリイの31.6%を取得しており、2003年TOBは新規参入ではなく既存資本関係を支配へ進めた取引と整理できる。

読みどころ

前身オリイへの31.6%出資から、2003年TOBで87.1%へ進めても少数株主は残った。翌年の株式交換は残余株主を整理し、プレス自動化装置などの機械事業を単一株主の下で運営するための法的な第二段階だったと整理できる。

上限や最低条件は確認できないものの、結果87.1%は完全所有を直接達成しなかった。TOBと株式交換を組み合わせる設計では、それぞれの対価と評価時点が異なり得るため、290円を株式交換の価値へそのまま適用しない。

290円の基準終値、平均株価、第三者評価は保存表にないため、プレミアム率を算出しない。後年有価証券報告書も沿革として87.1%を示すだけで価格公正性を説明しないので、290円は確認済み条件、評価の十分性は未確認と分ける。

TOB応募株主には290円での退出機会があり、応募せず残った株主は87.1%を名村造船所が握る会社に留まった。その後の株式交換で完全子会社化されたが、交換比率や現金選択の有無は今回の根拠にないため、残存株主の最終対価を説明できない。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は1件、確認日は2026-07-19です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール終了

応募期間2003-09-26 - 2003-11-06

イベント数2

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム算定不可