検証済みTOB事例

三城のTOB・MBO事例:三城(2004-11-26公表・2004年収録)

三城の2004年11月自己株式TOBは、1株1,995円で2,021,000株を取得し、取得価額は40億3,189万5千円だった。旧公式ニュース一覧が11月25日の開始公表を記録し、翌年の株主総会招集通知が取締役会決議分の数量・金額と、機動的な資本政策という理由を確定させる。

主要条件

対象会社 三城 7455
買付者 三城 三城←三城
TOB価格 1,995円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム 算定不可 基準不掲載
公開買付期間 2004-11-26 - 2004-12-16 代理人不掲載
最終進捗 自己株式TOB 2004-12-16 / 三城の自己株式公開買付を確認

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は1,995円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。

公開買付期間は2004-11-26 - 2004-12-16、進行状況は資料準拠として整理しています。

最終進捗は自己株式TOB、最終イベントは2004-12-16の「三城の自己株式公開買付を確認」です。

確認ポイント

  • プレミアムを算定できない案件では、公開買付届出書、意見表明報告書、結果公表で買付価格、基準株価、算定根拠を直接確認する。
  • 三城と三城の資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

結論

三城の2004年11月自己株式TOBは、1株1,995円で2,021,000株を取得し、取得価額は40億3,189万5千円だった。旧公式ニュース一覧が11月25日の開始公表を記録し、翌年の株主総会招集通知が取締役会決議分の数量・金額と、機動的な資本政策という理由を確定させる。

確認した事実

  1. f-miki-1 確認済み 三城の旧公式ニュース一覧は、2004年11月25日付で「自己株式の取得に関するお知らせ」と「自己株式の公開買付けに関するお知らせ」を掲載している。

  2. f-miki-2 条件付き確認 楽天証券の年別一覧では、この自己株式TOBの期間は2004年11月26日から12月16日まで、買付価格は1株1,995円と記録されている。

  3. f-miki-3 確認済み 第57回定時株主総会招集通知は、定款授権に基づく取締役会決議で買い受けた自己株式を普通株式2,021,000株と記載する。

  4. f-miki-4 確認済み 取締役会決議により買い受けた2,021,000株の取得価額総額は4,031,895千円で、1株当たりの取得額は1,995円と算術上も一致する。

  5. f-miki-5 確認済み 招集通知が示す買受け理由は、経営環境の変化に対応し、機動的な資本政策を可能とすることだった。

  6. f-miki-6 確認済み 2004年4月1日から2005年3月31日までの第57期全体では、普通株式2,033,267株を4,061,232千円で取得した。

  7. f-miki-7 確認済み 第57期の取締役会決議分以外の自己株式取得は、全体と決議分の差額から12,267株・29,337千円だったことが分かる。

  8. f-miki-8 確認済み 自己株式は2004年3月31日の1,664,310株から2005年3月31日には3,697,316株へ増加し、同日現在の発行済株式総数は56,057,474株だった。

  9. f-miki-9 確認済み 第57期の連結売上高は68,921百万円、連結経常利益は10,761百万円、連結当期純利益は4,647百万円だった。

背景

本件は第三者が三城の支配権を取得する取引ではなく、発行会社自身が既存株主から株式を買い戻す資本取引である。2004年3月末の自己株式166万4,310株に対して202万1,000株を追加取得したため、期末の自己株式は369万7,316株へ大きく増えた。

第57期全体の取得は203万3,267株で、その約99.4%を取締役会決議による202万1,000株が占めた。残り1万2,267株は金額でも2,933万7千円にとどまり、年度中の自己株式増加の中心が11月の大口取得だったことを数量で区別できる。

なぜこの取引が選ばれたか

会社が示した理由は、経営環境の変化へ対応し、機動的な資本政策を可能にすることだった。自己株式には議決権と配当請求権がないため、保有中は残存株主の相対的な持分を押し上げる一方、40億円超の現金を事業外へ配分する判断でもある。

第57期には連結売上高689億21百万円、経常利益107億61百万円を計上しており、取得額40億31百万円は経常利益の約37%に当たる。利益規模に対して無視できない資金配分であり、経営陣は成長投資、配当、手元流動性との優先順位を説明する必要があった。

プレミアムの読み方

買付価格1,995円は、株主総会資料の取得株数と取得総額からも正確に再計算でき、二次一覧の条件と一致する。ただし当時の終値平均、価格算定期間、割引またはプレミアム率を示す開始PDF本文は保存版一覧から取得できず、市場価格との有利不利は確定できない。

少数株主の論点

応募株主は1,995円でまとまった株数を現金化できた。非応募株主は会社が取得した202万1,000株に議決権がないことで相対持分が上がる可能性があるが、その見返りとして40億円超の会社資金が減少する。応募数、買付予定数、返還数がないため按分の有無は判断できない。

結果の評価

公式の株主総会招集通知が取締役会決議による取得を202万1,000株・40億3,189万5千円と報告しているため、自己株式取得が実行された結果は確定できる。期末保有数も前年末から203万3,006株増えており、処分261株を加味した年度中の取得数と整合する。

確認できない点・限界

開始PDFと結果通知PDFそのものは旧公式ニュース一覧から取得できず、結果数量は会社発行の第57回招集通知の保存コピーで確認した。公開買付期間と価格は楽天証券一覧で補完し、価格は公式の数量・金額から照合したが、応募者数、応募総数、返還数、決済日は未確認である。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

本件は第三者が三城の支配権を取得する取引ではなく、発行会社自身が既存株主から株式を買い戻す資本取引である。2004年3月末の自己株式166万4,310株に対して202万1,000株を追加取得したため、期末の自己株式は369万7,316株へ大きく増えた。

第57期全体の取得は203万3,267株で、その約99.4%を取締役会決議による202万1,000株が占めた。残り1万2,267株は金額でも2,933万7千円にとどまり、年度中の自己株式増加の中心が11月の大口取得だったことを数量で区別できる。

読みどころ

会社が示した理由は、経営環境の変化へ対応し、機動的な資本政策を可能にすることだった。自己株式には議決権と配当請求権がないため、保有中は残存株主の相対的な持分を押し上げる一方、40億円超の現金を事業外へ配分する判断でもある。

第57期には連結売上高689億21百万円、経常利益107億61百万円を計上しており、取得額40億31百万円は経常利益の約37%に当たる。利益規模に対して無視できない資金配分であり、経営陣は成長投資、配当、手元流動性との優先順位を説明する必要があった。

買付価格1,995円は、株主総会資料の取得株数と取得総額からも正確に再計算でき、二次一覧の条件と一致する。ただし当時の終値平均、価格算定期間、割引またはプレミアム率を示す開始PDF本文は保存版一覧から取得できず、市場価格との有利不利は確定できない。

応募株主は1,995円でまとまった株数を現金化できた。非応募株主は会社が取得した202万1,000株に議決権がないことで相対持分が上がる可能性があるが、その見返りとして40億円超の会社資金が減少する。応募数、買付予定数、返還数がないため按分の有無は判断できない。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-19です。

条件と進捗

開始種別自己株式

案件区分自己株式TOB

スケジュール資料準拠

応募期間2004-11-26 - 2004-12-16

イベント数1

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム算定不可