検証済みTOB事例

バンプレストのTOB・MBO事例:バンダイナムコホールディングス(2006-02-23公表・2006年収録)

バンプレストTOBは、バンダイナムコホールディングスが3,450円で97.01%を取得し、同額の現金を交付する株式交換で2006年6月1日に完全子会社化したIP事業再編である。

主要条件

対象会社 バンプレスト 7854
買付者 バンダイナムコホールディングス バンプレスト←バンダイナムコホールディングス
TOB価格 3,450円 比較基準株価: 参照株価不掲載
プレミアム 算定不可 基準不掲載
公開買付期間 2006-02-24 - 2006-03-16 代理人不掲載
最終進捗 開始確認(結果未掲載) 2006-03-16 / バンダイナムコホールディングス、バンプレストへの公開買付期間を確認

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は3,450円、比較基準株価は参照株価不掲載です。

プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。

公開買付期間は2006-02-24 - 2006-03-16、進行状況は資料準拠として整理しています。

最終進捗は開始確認(結果未掲載)、最終イベントは2006-03-16の「バンダイナムコホールディングス、バンプレストへの公開買付期間を確認」です。

確認ポイント

  • 開始確認のみの案件は、結果公表、訂正届出書、決済開始日、成立後の保有割合を追加資料で確認する。
  • プレミアムを算定できない案件では、公開買付届出書、意見表明報告書、結果公表で買付価格、基準株価、算定根拠を直接確認する。
  • バンプレストとバンダイナムコホールディングスの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

確認した事実

  1. f793-structure 確認済み バンダイナムコホールディングスは、キャラクター景品・ゲーム事業を持つバンプレストを完全子会社化する方針で公開買付けを開始した。

  2. f793-price 確認済み 買付価格3,450円は直前3か月平均に約16%、2006年2月22日終値に約33%を上乗せした水準だった。

  3. f793-period 確認済み 公開買付期間は2006年2月24日から3月16日までで、対象会社取締役会は賛同した。

  4. f793-ownership 確認済み 第2期有価証券報告書は、2006年3月16日終了の公開買付けにより発行済株式10,800,000株の97.01%を取得したと記録する。

  5. f793-squeeze 確認済み 第2期有価証券報告書は、残存株主へ1株3,450円を交付する株式交換を2006年6月1日に実施し、バンプレストを完全子会社化したと記録する。公式沿革も同月の完全子会社化を確認する。

  6. f793-result 条件付き確認 公式有価証券報告書で97.01%取得と2006年6月1日の完全子会社化を確認できる。Bevalcoが記録する買付総額17,145百万円は、一次資料に同じ総額表示を確認できないため参考値にとどめる。

背景

バンプレストはアミューズメント景品、家庭用ゲーム、キャラクターマーチャンダイジングを担っていた。バンダイとナムコの経営統合後、重複する知的財産、開発、人員、販売チャネルを持株会社下で整理する必要があった。

キャラクター事業は作品人気、在庫、ゲーム開発費に収益が振れやすい。開始時の完全子会社化方針が実現すれば、グループ横断でIPを玩具、映像、ゲーム、施設へ展開しやすくなる設計だった。

なぜこの取引が選ばれたか

公式有価証券報告書が示す97.01%取得により残存株は約3%へ絞られ、後続株式交換を短期間で進められた。TOB価格と同じ3,450円を交付し、非応募株主との対価格差を設けなかった。

年次資料が記録する買付総額171.45億円は、少数株主を整理して意思決定を一本化するTOB部分の目安である。後続手続の費用や完了日とは分けて扱う必要がある。

プレミアムの読み方

3,450円は直前終値比約33%、3か月平均比約16%で、基準により倍以上の差がある。完全化案件では、プレミアムの見栄えより、IPポートフォリオと開発資産の価値を含む絶対価格が適切かが重要になる。

少数株主の論点

応募株主は3,450円で現金化し、非応募株主にも後続株式交換で同額の現金が交付された。時間差と手続差はあるが、完全化局面で株主間の価格差を避けた設計である。

結果の評価

TOB後97.01%の取得と2006年6月1日の完全子会社化は公式有価証券報告書と沿革で確認でき、資本目的は完遂した。経済成果はIP横断展開、在庫回転、開発採算の推移で評価すべきである。

確認できない点・限界

開始資料で3,450円、日程、完全子会社化方針、第2期有価証券報告書で97.01%と2006年6月1日の同額株式交換、公式沿革で完全子会社化を確認した。17,145百万円だけはBevalcoの参考値である。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

バンプレストはアミューズメント景品、家庭用ゲーム、キャラクターマーチャンダイジングを担っていた。バンダイとナムコの経営統合後、重複する知的財産、開発、人員、販売チャネルを持株会社下で整理する必要があった。

キャラクター事業は作品人気、在庫、ゲーム開発費に収益が振れやすい。開始時の完全子会社化方針が実現すれば、グループ横断でIPを玩具、映像、ゲーム、施設へ展開しやすくなる設計だった。

読みどころ

公式有価証券報告書が示す97.01%取得により残存株は約3%へ絞られ、後続株式交換を短期間で進められた。TOB価格と同じ3,450円を交付し、非応募株主との対価格差を設けなかった。

年次資料が記録する買付総額171.45億円は、少数株主を整理して意思決定を一本化するTOB部分の目安である。後続手続の費用や完了日とは分けて扱う必要がある。

3,450円は直前終値比約33%、3か月平均比約16%で、基準により倍以上の差がある。完全化案件では、プレミアムの見栄えより、IPポートフォリオと開発資産の価値を含む絶対価格が適切かが重要になる。

応募株主は3,450円で現金化し、非応募株主にも後続株式交換で同額の現金が交付された。時間差と手続差はあるが、完全化局面で株主間の価格差を避けた設計である。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は3件、確認日は2026-07-16です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール資料準拠

応募期間2006-02-24 - 2006-03-16

イベント数1

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム算定不可