検証済みTOB事例

テン コーポレーションのTOB・MBO事例:ロイヤルホールディングス(2009-12-18公表・2009年収録)

テン コーポレーションを対象とした本件は、既存の外食子会社を完全化する案件で、TOBは現金退出を望む株主向け、株式交換は残存株主向けという二つの経路を用意した。 既存46.18%の親会社が現金TOBで応募分を取り、残存分を株式交換で整理する設計だった。下限がないのは支配権が既に確保されていたためで、TOBの成否を問うより、現金退出を選ぶ株主の応募を数量制限なく受け入れる意味が大きい。

主要条件

対象会社 テン コーポレーション 2727
買付者 ロイヤルホールディングス テン コーポレーション←ロイヤルホールディングス
TOB価格 460,000円 比較基準株価: 393,000円
プレミアム +17.05% market_reference_price_on_announcement_date
公開買付期間 2009-12-21 - 2010-02-22 代理人不掲載
最終進捗 成立(一次資料で結果確認) 2010-02-23 / 株式会社テン コーポレーション株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は460,000円、比較基準株価は393,000円です。

プレミアムは+17.05%で、分類は標準的プレミアムです。

公開買付期間は2009-12-21 - 2010-02-22、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2010-02-23の「株式会社テン コーポレーション株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ」です。

確認ポイント

  • テン コーポレーションとロイヤルホールディングスの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

結論

テン コーポレーションを対象とした本件は、既存の外食子会社を完全化する案件で、TOBは現金退出を望む株主向け、株式交換は残存株主向けという二つの経路を用意した。 既存46.18%の親会社が現金TOBで応募分を取り、残存分を株式交換で整理する設計だった。下限がないのは支配権が既に確保されていたためで、TOBの成否を問うより、現金退出を選ぶ株主の応募を数量制限なく受け入れる意味が大きい。

確認した事実

  1. f478-structure 確認済み ロイヤルホールディングスが既に46.18%を保有する上場子会社テン コーポレーションの残存株式を取得し、株式交換で完全子会社化する親子上場解消だった。

  2. f478-price 確認済み 460,000円は公表日の基準値段393,000円比17.05%、過去3か月終値平均381,778円比20.49%のプレミアムだった。

  3. f478-terms 確認済み 買付予定数3,746株で成立下限・取得上限を設けず、応募された普通株式の全てを取得する条件だった。

  4. f478-opinion 確認済み 対象会社は食材調達、物流、商品開発、間接部門をロイヤルグループと統合する完全子会社化が長期価値に資すると判断し、賛同と応募推奨を表明した。

  5. f478-timing 確認済み テン コーポレーションの本件は2009-12-18に公表され、買付期間は2009-12-21から2010-02-22まで、確認した最終結果開示日は2010-02-23だった。

  6. f478-result 確認済み 応募・取得は2,160株で、ロイヤルホールディングスの株券等所有割合は46.18%から77.21%へ上昇した。

  7. f478-ownership 確認済み TOBで取得できなかった株式は株式交換で整理し、テン コーポレーションを完全子会社として上場廃止にする方針だった。

背景

天丼事業を全国外食グループへ組み込み、食材調達、物流、商品開発、衛生管理と間接費を共通化する合理性があった。 天丼事業をロイヤルグループに完全統合すれば、食材調達、物流、商品開発、衛生管理、間接費の共通化が可能になる。価値創出は、原価率、店舗利益、既存店客数、共同調達額といった事業指標で別途検証しなければならない。

親会社による上場子会社の完全化でMBOではなく、支配株主との価格交渉と交換比率における少数株主保護が論点になる。

なぜこの取引が選ばれたか

上下限を置かず応募全数を買う設計は、既存46.18%の支配を前提にTOB成立条件より退出機会を優先した。

2,160株取得で77.21%まで上がったが全株には届かず、完全化の完了には予定どおり株式交換が必要だった。

プレミアムの読み方

比較基準は公表日の基準値段393,000円であり、算術逆算した392,994円を終値として使うより一次資料の丸め値を優先した。 460,000円の比較基準393,000円は実際の当日終値ではなく、売買が成立しない日の基準値段である。直前比17.05%と3か月比20.49%を併記することで、低流動性銘柄の単一時点価格に過度に依存しない評価ができる。

少数株主の論点

応募者は460,000円で即時に現金化し、残存者はロイヤルHD株式を受け取る交換工程とその市場価格に依存する。

結果の評価

TOBは支配集約を進め、統合価値は原価率、物流費、既存店客数、共同メニュー、間接費削減で検証される。

確認できない点・限界

ロイヤルホールディングスの開始・結果PDFで価格基準と77.21%を確認し、株式交換完了をTOB結果時点の事実として先取りしていない。

資料一覧

このTOBの位置づけ

案件タイプ

天丼事業を全国外食グループへ組み込み、食材調達、物流、商品開発、衛生管理と間接費を共通化する合理性があった。 天丼事業をロイヤルグループに完全統合すれば、食材調達、物流、商品開発、衛生管理、間接費の共通化が可能になる。価値創出は、原価率、店舗利益、既存店客数、共同調達額といった事業指標で別途検証しなければならない。

親会社による上場子会社の完全化でMBOではなく、支配株主との価格交渉と交換比率における少数株主保護が論点になる。

読みどころ

上下限を置かず応募全数を買う設計は、既存46.18%の支配を前提にTOB成立条件より退出機会を優先した。

2,160株取得で77.21%まで上がったが全株には届かず、完全化の完了には予定どおり株式交換が必要だった。

比較基準は公表日の基準値段393,000円であり、算術逆算した392,994円を終値として使うより一次資料の丸め値を優先した。 460,000円の比較基準393,000円は実際の当日終値ではなく、売買が成立しない日の基準値段である。直前比17.05%と3か月比20.49%を併記することで、低流動性銘柄の単一時点価格に過度に依存しない評価ができる。

応募者は460,000円で即時に現金化し、残存者はロイヤルHD株式を受け取る交換工程とその市場価格に依存する。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-16です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール終了

応募期間2009-12-21 - 2010-02-22

イベント数2

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム+20.49%