検証済みTOB事例

マジェスティゴルフのTOB・MBO事例:マジェスティゴルフコリア(2019-08-13公表・2019年収録)

マジェスティゴルフのTOBは、韓国販売会社を中核とする買付者側が51.00%の支配を完全子会社化へ進める案件だった。190円の初回提案は195円へ修正され、8,256,400株の応募を得て買付者の直接所有割合は85.61%となった。

主要条件

対象会社 マジェスティゴルフ 7834
買付者 マジェスティゴルフコリア マジェスティゴルフ←マジェスティゴルフコリア
TOB価格 買付代金は最大20億9343万円 比較基準株価: 136円
プレミアム +43.38% official_start_announcement_previous_close
公開買付期間 2019-08-13 - 2019-09-25 公開買付代理人: 三田証券株式会社
最終進捗 成立(一次資料で結果確認) 2019-09-26 / マジェスティ ゴルフ株式会社普通株式に対する公開買付報告書

TOB応募の確認事項

案件の読み方

条件メモ

買付価格は買付代金は最大20億9343万円、比較基準株価は136円です。

プレミアムは+43.38%で、分類は高プレミアムです。

公開買付期間は2019-08-13 - 2019-09-25、進行状況は終了として整理しています。

最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2019-09-26の「マジェスティ ゴルフ株式会社普通株式に対する公開買付報告書」です。

確認ポイント

  • 高プレミアム案件では、競合提案、完全子会社化の必要性、シナジー説明、スクイーズアウト予定の有無を確認する。
  • マジェスティゴルフとマジェスティゴルフコリアの資本関係、応募契約、買付予定数の下限・上限、成立後の上場維持または非公開化方針を確認する。
  • 最終判断では速報だけでなく、対象会社の意見表明、公開買付届出書、訂正届出書、結果公表を確認する。

一次資料に基づく案件別分析

確認した事実

  1. f4-position 確認済み マジェスティ ゴルフ コリアと関係会社はTOB前にマジェスティゴルフ株式を合計8,786,400株、51.00%所有していた。

  2. f4-terms 確認済み 買付価格は195円、期間は2019年8月13日から9月25日までの30営業日で、下限4,993,000株、上限なしとされた。

  3. f4-price 確認済み 195円は公表前営業日の終値136円に43.38%、直近3か月平均134円に45.52%、6か月平均138円に41.30%のプレミアムだった。

  4. f4-negotiation 確認済み 買付者は当初190円を提案し、対象会社側の再検討要請などを経て最終価格を195円へ引き上げた。

  5. f4-result 確認済み 応募8,256,400株が下限4,993,000株を上回り、その全株が買い付けられた。

  6. f4-ownership 確認済み TOB後のマジェスティ ゴルフ コリアの直接所有割合は85.61%となり、残存株式取得と上場廃止へ進む方針だった。

背景

対象会社はゴルフ用品と健康関連商品を扱い、買付者は韓国市場で販売・マーケティングを担っていた。完全子会社化後はブランド構成の見直し、デリバリー改善、韓国を含む海外販売の強化を進める構想が示された。

買付者側が過半数を既に握る支配株主取引であるため、少数株主と支配株主の利益相反が構造的に存在する。下限はTOB後に議決権3分の2を確保するよう設けられ、完全子会社化を進められない中途半端な成立を避けた。

なぜこの取引が選ばれたか

195円は終値136円比43.38%で、3か月平均134円比45.52%、6か月平均138円比41.30%だった。各基準の株価が近いため、特定期間の低値だけを利用してプレミアムを大きく見せた形ではない。

5円の増額は対象会社側から再検討意見が出た後に決まったことを確認できる。ただし韓国ウォン相場、市場株価、交渉要求など複数要因が記載され、どれが増額の決定要因だったかを単独で特定することはできない。

プレミアムの読み方

代表プレミアムは公表前終値136円比43.38%、3か月平均134円比45.52%である。6か月平均比も41.30%と狭い範囲に収まり、市場価格比較の頑健性は比較的高い。一方、事業価値や支配権移転対価の十分性を株価プレミアムだけで決めることはできない。

少数株主の論点

マジェスティゴルフの少数株主は195円で退出し、ブランド再編や海外展開の成果には上場株主として参加しなくなる。TOB後の85.61%は売渡請求に必要な90%には届かないため、残存株式の取得には株式併合など別の手続が必要となる可能性があった。

結果の評価

応募8,256,400株が下限を超えたためTOBは成立し、買付者の直接所有割合は85.61%へ上昇した。議決権3分の2を大きく超えて完全子会社化の決議基盤は確保したが、TOBだけで全株取得したわけではない。成立と完全子会社化完了を区別して記録すべきである。

確認できない点・限界

公開買付報告書はTOB終了時点までを扱い、株式併合の実施日や上場廃止日、韓国市場での販売強化が業績へ与えた効果は確認できない。応募者別内訳も非開示である。

このTOBの位置づけ

案件タイプ

対象会社はゴルフ用品と健康関連商品を扱い、買付者は韓国市場で販売・マーケティングを担っていた。完全子会社化後はブランド構成の見直し、デリバリー改善、韓国を含む海外販売の強化を進める構想が示された。

買付者側が過半数を既に握る支配株主取引であるため、少数株主と支配株主の利益相反が構造的に存在する。下限はTOB後に議決権3分の2を確保するよう設けられ、完全子会社化を進められない中途半端な成立を避けた。

読みどころ

195円は終値136円比43.38%で、3か月平均134円比45.52%、6か月平均138円比41.30%だった。各基準の株価が近いため、特定期間の低値だけを利用してプレミアムを大きく見せた形ではない。

5円の増額は対象会社側から再検討意見が出た後に決まったことを確認できる。ただし韓国ウォン相場、市場株価、交渉要求など複数要因が記載され、どれが増額の決定要因だったかを単独で特定することはできない。

代表プレミアムは公表前終値136円比43.38%、3か月平均134円比45.52%である。6か月平均比も41.30%と狭い範囲に収まり、市場価格比較の頑健性は比較的高い。一方、事業価値や支配権移転対価の十分性を株価プレミアムだけで決めることはできない。

マジェスティゴルフの少数株主は195円で退出し、ブランド再編や海外展開の成果には上場株主として参加しなくなる。TOB後の85.61%は売渡請求に必要な90%には届かないため、残存株式の取得には株式併合など別の手続が必要となる可能性があった。

会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-15です。

条件と進捗

開始種別開始

案件区分TOB

スケジュール終了

応募期間2019-08-13 - 2019-09-25

イベント数2

上場・手続き上場方針不掲載

100株損益不掲載

3か月プレミアム+45.52%