野村證券
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TOBへの応募手続き
応募には、届出書に記載された証券会社の口座と株式移管が必要になる場合があります。
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買付価格は1,200円、比較基準株価は830円です。
プレミアムは+44.58%で、分類は高プレミアムです。
公開買付期間は2021-02-08 - 2021-03-23、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2021-03-24の「株式会社N・フィールド株券等に対する公開買付報告書」です。
N・フィールドのTOBは、全国217拠点の精神科訪問看護網を、投資ファンド単独ではなく病院・薬局支援のCHCP基盤へ接続する買収だった。1,200円は直前終値比44.58%、3か月平均比45.81%で、920円の初回案から約30%増額された。応募は1,102万株を超え、CHCP-HNは85.31%を取得して非公開化を確実にした。
f1051-structure 確認済み ユニゾン・キャピタルと地域ヘルスケア連携基盤(CHCP)の投資枠組みが設立したCHCP-HNによる全株取得・完全子会社化案件で、買付け前に対象会社株式を保有しない第三者買収だった。
f1051-network 確認済み N・フィールドは精神疾患領域を中心に訪問看護、住宅支援、相談支援を展開し、2020年12月末時点で『訪問看護ステーション デューン』200事業所と17営業所を運営していた。
f1051-rationale 確認済み 対象会社は市場拡大の一方で、看護師確保、人件費上昇、診療報酬改定への依存、デジタル化を課題としていた。CHCP傘下で人材ネットワーク、支援先病院、一般訪問看護との連携、資金調達基盤を利用する方針だった。
f1051-negotiation 確認済み 普通株式価格は920円の初回提案から、対象会社の複数回の再検討要請を経て1,000円、1,100円、最終1,200円へ引き上げられた。対象会社は業績上方修正予定と同種案件のプレミアム水準も交渉材料にした。
f1051-price 確認済み 1,200円は直前終値830円に44.58%、1か月平均837円に43.37%、3か月平均823円に45.81%、6か月平均743円に61.51%を加えた価格だった。SMBC日興証券のDCFは642円から1,241円、プルータスのDCFは863円から1,287円で、プルータスはフェアネス・オピニオンも提出した。
f1051-terms 確認済み 買付期間は2021年2月8日から3月23日まで、買付予定数の下限は8,617,000株で、買付者単独で株式併合の特別決議を成立させられる総議決権の3分の2に設定された。上限はなかった。
f1051-result 確認済み 応募11,026,143株は下限8,617,000株を上回り、全応募株式が取得された。買付け後のCHCP-HNの所有割合は85.31%となり、残余株主を株式併合で整理する完全子会社化手続へ進む結果だった。
訪問看護は拠点を増やすだけでは伸びない。各拠点に有資格者を配置し、医療機関の指示と診療報酬制度の下でサービス品質を揃える必要がある。N・フィールドは精神科に特化した全国網を築いていたため、その価値は店舗数より、看護師採用と医療連携を再現できる運営基盤にあった。
一方で、人材不足と人件費上昇は拠点拡大の上限になり、収入は診療報酬改定に左右される。CHCPの病院ネットワークから患者・人材・臨床知見を結び、一般訪問看護へ領域を広げる構想は、制度単価を自社で決められない事業で稼働率と生産性を高める試みと読める。
ファンドの役割は資金供給だけでなく、採用・デジタル化・拠点管理への投資を上場会社の年度利益から切り離すことにある。CHCPの役割は病院や薬局との現場接点を提供することだった。金融と医療運営の二層を持つ買付者だった点が、一般的なMBOや同業統合と異なる。
下限を議決権の3分の2に置き、成立時点で株式併合を自力可決できるようにした設計は、完全子会社化を目的とする取引として明快だった。部分取得で上場を残す余地はなく、応募株主と残存株主を最終的に同じ1,200円で現金化する道筋が示されていた。
価格評価で最も強い材料は、二つの算定機関を使い、プルータスからフェアネス・オピニオンまで取得した点である。1,200円は双方のDCFレンジ内で上限に近く、920円から4段階で引き上げられた。3か月平均比45.81%を直前日比と同じ44.58%にしていた旧データは小さいが明確な誤差であり、観測期間別に分けるべきだ。
株主は、成長市場にある精神科訪問看護の将来を手放す代わりに、制度改定・採用難・IT投資の不確実性を負わず現金化した。DCF上限との差は限定的で、業績上方修正を控えた時点でも再交渉が行われている。将来の全国ネットワーク価値を全て買付者に渡したとの見方は残るが、退出価格の検証手続は2021年の案件群でも厚い部類である。
応募数は下限を約241万株上回り、買付者の保有は85.31%に達した。90%未満なので直ちに株式売渡請求を使う水準ではないが、株式併合の可決能力は確保した。高い応募率は価格だけでなく、買付者が医療プラットフォーム化の実行主体として受け入れられたことも示唆する。
本分析は公開買付届出書と報告書に基づく。上場廃止完了後の拠点数、看護師定着率、CHCP病院との送客・臨床連携、診療報酬改定への耐性、投資ファンドの売却時期は検証していない。DCFの基礎事業計画も公開範囲を超えて再現できない。
訪問看護は拠点を増やすだけでは伸びない。各拠点に有資格者を配置し、医療機関の指示と診療報酬制度の下でサービス品質を揃える必要がある。N・フィールドは精神科に特化した全国網を築いていたため、その価値は店舗数より、看護師採用と医療連携を再現できる運営基盤にあった。
一方で、人材不足と人件費上昇は拠点拡大の上限になり、収入は診療報酬改定に左右される。CHCPの病院ネットワークから患者・人材・臨床知見を結び、一般訪問看護へ領域を広げる構想は、制度単価を自社で決められない事業で稼働率と生産性を高める試みと読める。
ファンドの役割は資金供給だけでなく、採用・デジタル化・拠点管理への投資を上場会社の年度利益から切り離すことにある。CHCPの役割は病院や薬局との現場接点を提供することだった。金融と医療運営の二層を持つ買付者だった点が、一般的なMBOや同業統合と異なる。
下限を議決権の3分の2に置き、成立時点で株式併合を自力可決できるようにした設計は、完全子会社化を目的とする取引として明快だった。部分取得で上場を残す余地はなく、応募株主と残存株主を最終的に同じ1,200円で現金化する道筋が示されていた。
価格評価で最も強い材料は、二つの算定機関を使い、プルータスからフェアネス・オピニオンまで取得した点である。1,200円は双方のDCFレンジ内で上限に近く、920円から4段階で引き上げられた。3か月平均比45.81%を直前日比と同じ44.58%にしていた旧データは小さいが明確な誤差であり、観測期間別に分けるべきだ。
株主は、成長市場にある精神科訪問看護の将来を手放す代わりに、制度改定・採用難・IT投資の不確実性を負わず現金化した。DCF上限との差は限定的で、業績上方修正を控えた時点でも再交渉が行われている。将来の全国ネットワーク価値を全て買付者に渡したとの見方は残るが、退出価格の検証手続は2021年の案件群でも厚い部類である。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-15です。
開始種別開始
案件区分TOB
スケジュール終了
応募期間2021-02-08 - 2021-03-23
イベント数2
上場・手続き上場方針不掲載
100株損益不掲載
3か月プレミアム+45.81%