条件メモ
買付価格は1,917円、比較基準株価は参照株価不掲載です。
プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。
公開買付期間は2025-07-08 - 2025-08-20、進行状況は資料準拠として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2025-08-21の「公開買付報告書(対象者:株式会社ドミー)」です。
買付価格は1,917円、比較基準株価は参照株価不掲載です。
プレミアムは算定不可で、分類はプレミアム算定不可です。
公開買付期間は2025-07-08 - 2025-08-20、進行状況は資料準拠として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2025-08-21の「公開買付報告書(対象者:株式会社ドミー)」です。
ドミーへのTOBは、東海地盤のバローHDが、三河地域に33店を持つ非上場スーパーを完全子会社化する取引である。2018年の上場廃止後に市場売買の機会が乏しかった株主へ1株1,917円の換金機会を提供し、258万株超、95.81%を取得した。TOBは成立したが、残存株主の退出と完全子会社化は結果公表後の手続である。
f072-business 確認済み ドミーは愛知県、特に三河地域を中心に食品スーパー33店舗を運営していた。四半期報告書を期限内に提出できなかったため2018年3月に上場廃止となり、株式の市場売買機会が失われていた。
f072-terms 確認済み TOB価格は1株1,917円、期間は2025年7月8日から8月20日までの30営業日、下限は1,801,400株、66.67%で、上限は設けなかった。決済開始日は株主名簿の名義書換手続を踏まえ10月21日とされた。
f072-agreements 確認済み 梶川文平社長の118,940株、4.40%を含め、金融機関、役員・親族等との応募契約は合計710,405株、26.29%だった。
f072-rationale 確認済み バローHDは共同仕入れや日本スーパーマーケット協会の連携、20超の物流拠点の相互利用、プライベートブランドと店舗運営ノウハウ、ID-POS・CRM・DX、間接部門共有を統合効果として挙げた。地域別の商品政策は尊重する方針だった。
f072-valuation 確認済み 第三者算定はDCF法のみを採用し、ドミー株式を616〜1,310円と算定した。1,917円はこの上限を上回った。非上場株のため現時点の市場株価はなく、参考として上場廃止時の終値613円が示された。
f072-result 確認済み 応募・取得数は2,588,918株で、バローHDのTOB後所有割合は95.81%となった。応募数が下限を超えたためTOBは成立した。
f072-followon 確認済み バローHD以外の株主を金銭で退出させ、ドミーを完全子会社化する後続手続は結果公表時点で残っていた。ドミーは既に2018年に上場廃止済みであり、本件による新たな上場廃止ではない。
ドミーは地域密着の品揃えと店舗運営を強みにする一方、非上場化から7年以上が経過し、株主は公設市場で売却できなかった。本件は事業統合であると同時に、流動性を失った株式に一括の出口を用意する案件でもある。上場廃止時613円との比較には時間差が大きく、足元の企業価値を直接表す基準ではない点に注意が要る。
応募契約は26.29%、成立下限は66.67%だったため、契約外株主から相当数の応募が必要だった。95.81%まで集まった結果は、非上場株の換金需要と価格受容の双方を示す。ただし決済開始が10月21日と通常より遅く、応募から現金受領までの時間価値と事務手続も株主側の負担だった。
統合の実務的な価値は、仕入原価と物流効率に表れやすい。バローのPB、共同調達、20超の物流拠点を使いながら、三河の地域商品政策を残せれば規模と地域性を両立できる。確認指標は粗利率、物流費率、欠品率、廃棄率、既存店売上であり、本部機能の統合だけを先行させて地域顧客を失うと狙いに逆行する。
ID-POSやCRMの共同利用は顧客理解を細かくできる一方、会員制度の統合、データ品質、プライバシー管理に実装コストがかかる。完全子会社化により投資判断は速くなるが、ドミー独自の商圏知識を標準化で薄めない運営が重要である。バローの仕組みをそのまま移植するのではなく、店舗別の検証で効果を測るべき案件である。
1,917円はDCF法616〜1,310円の上限を46%超上回る。現時点の市場価格がないため通常のTOBプレミアム比較はできないが、第三者算定との比較では買い手が相当な統合価値を株主へ配分した条件に見える。もっともDCFが一手法だけで、前提の幅や流動性ディスカウントを再計算していないため、高さの理由を精密に分解することはできない。
株主にとって最大の便益は、長年売買市場のなかった株式を現金化できることだった。1,917円は第三者算定上限を超え、応募結果も95.81%に達したため、価格と流動性の両面で支持が集まったと読める。一方、統合後の調達・物流・DX効果が大きければ、その価値はバロー側へ移る。応募しない場合も後続手続で金銭退出が予定された。
下限180万株に対し258万株超を取得し、バローHDは95.81%を確保した。完全子会社化へ進むための第一段階は成功し、契約分を大幅に超える応募も得た。ただし、残存株主の処理と完全子会社化の完了、PB導入、物流拠点共用、DXによる利益改善は別の後続成果である。既上場廃止会社なので、本件結果を新規の上場廃止と表現しないことも重要である。
検証は2025年8月21日の公開買付報告書までで、完全子会社化の完了日や統合後の店舗業績を追跡していない。DCFの前提を独自に再計算せず、上場廃止時の613円も参考値にとどめた。物流、仕入れ、CRM統合の費用と効果は開示方針の分析であり、実現を確認したものではない。
ドミーは地域密着の品揃えと店舗運営を強みにする一方、非上場化から7年以上が経過し、株主は公設市場で売却できなかった。本件は事業統合であると同時に、流動性を失った株式に一括の出口を用意する案件でもある。上場廃止時613円との比較には時間差が大きく、足元の企業価値を直接表す基準ではない点に注意が要る。
応募契約は26.29%、成立下限は66.67%だったため、契約外株主から相当数の応募が必要だった。95.81%まで集まった結果は、非上場株の換金需要と価格受容の双方を示す。ただし決済開始が10月21日と通常より遅く、応募から現金受領までの時間価値と事務手続も株主側の負担だった。
統合の実務的な価値は、仕入原価と物流効率に表れやすい。バローのPB、共同調達、20超の物流拠点を使いながら、三河の地域商品政策を残せれば規模と地域性を両立できる。確認指標は粗利率、物流費率、欠品率、廃棄率、既存店売上であり、本部機能の統合だけを先行させて地域顧客を失うと狙いに逆行する。
ID-POSやCRMの共同利用は顧客理解を細かくできる一方、会員制度の統合、データ品質、プライバシー管理に実装コストがかかる。完全子会社化により投資判断は速くなるが、ドミー独自の商圏知識を標準化で薄めない運営が重要である。バローの仕組みをそのまま移植するのではなく、店舗別の検証で効果を測るべき案件である。
1,917円はDCF法616〜1,310円の上限を46%超上回る。現時点の市場価格がないため通常のTOBプレミアム比較はできないが、第三者算定との比較では買い手が相当な統合価値を株主へ配分した条件に見える。もっともDCFが一手法だけで、前提の幅や流動性ディスカウントを再計算していないため、高さの理由を精密に分解することはできない。
株主にとって最大の便益は、長年売買市場のなかった株式を現金化できることだった。1,917円は第三者算定上限を超え、応募結果も95.81%に達したため、価格と流動性の両面で支持が集まったと読める。一方、統合後の調達・物流・DX効果が大きければ、その価値はバロー側へ移る。応募しない場合も後続手続で金銭退出が予定された。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-19です。
開始種別開始
案件区分TOB
スケジュール資料準拠
応募期間2025-07-08 - 2025-08-20
イベント数2
上場・手続き上場方針不掲載
100株損益不掲載
3か月プレミアム算定不可