条件メモ
買付価格は2,800円、比較基準株価は2,784円です。
プレミアムは+0.57%で、分類は低プレミアムです。
公開買付期間は2022-06-29 - 2022-08-09、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2022-08-10の「株式会社ミライサイテキグループによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」です。
買付価格は2,800円、比較基準株価は2,784円です。
プレミアムは+0.57%で、分類は低プレミアムです。
公開買付期間は2022-06-29 - 2022-08-09、進行状況は終了として整理しています。
最終進捗は成立(一次資料で結果確認)、最終イベントは2022-08-10の「株式会社ミライサイテキグループによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」です。
パイプドHDのMBOは、2021年に同じ2,800円で失敗したTOBを、株式取得方法と成立下限を再設計して成立させた再挑戦案件である。価格は直前終値比0.57%とほぼ同水準だったが、下限783,400株に対し2,820,705株が応募された。買付者とTGAの合計持分は56.77%となり、非公開化へ進んだ。
f1204-terms 確認済み ミライサイテキグループによるMBOのTOBは1株2,800円、2022年6月29日から8月9日までの29営業日で、下限783,400株、上限なしだった。
f1204-prior 確認済み 同じ2,800円で2021年10月1日から11月15日まで実施された前回TOBは、下限1,830,400株に対して応募312,732株にとどまり不成立だった。本TOBでは取引構造を見直し、下限を783,400株へ引き下げた。
f1204-structure 確認済み 創業者側のTGAは対象株1,674,000株をTOB外で取得し、佐谷宣昭氏らの継続保有と合わせてMBOを支えた。買付者は応募株を取得後、株式併合による非公開化を予定した。
f1204-business 確認済み 対象会社はローコード開発基盤SPIRALを中心にDX支援を展開し、製品・サービス改革、営業・開発投資、海外展開を加速するため、短期業績や株価変動に左右されにくい非公開体制を必要とした。
f1204-premium 確認済み 2,800円は公表前営業日終値2,784円に0.57%、1か月平均2,760円に1.45%、3か月平均2,632円に6.38%、6か月平均2,574円に8.78%のプレミアムだった。
f1204-valuation 確認済み 対象側の野村證券は市場株価平均法2,574~2,784円、類似会社比較法1,058~1,169円、DCF法2,557~3,151円と算定し、2,800円は市場株価上限をわずかに上回りDCFレンジ内だった。
f1204-result 確認済み TOBには2,820,705株が応募され全株取得された。買付者の直接所有割合は35.63%、TGA保有分との合計は56.77%となり、決済開始日は2022年8月17日、残存株式は非公開化手続の対象となった。
対象会社はローコード基盤SPIRALを核に企業・自治体のDXを支援していた。競争環境の変化に対応するには製品刷新、人材、営業、クラウド基盤、海外展開への先行投資が必要で、短期的な費用増や利益変動を受け入れる経営体制が課題だった。
前回TOBは応募312,732株で下限1,830,400株に届かなかった。二回目は名目価格を変えず、TGAが1,674,000株をTOB外で取得し、TOB下限を783,400株へ下げた。価格を上げて応募を促すのではなく、支配権取得に必要な株数を別経路で確保する構造変更が成立を左右した。
MBOにより創業者経営と投資家資本を組み合わせ、SPIRALの製品再構築と成長投資を中長期で進める狙いがあった。上場維持コストを減らし意思決定を速められる一方、経営陣が買い手側に立つため、事業計画の下振れを強調して安く取得する利益相反を抑える手続が不可欠だった。
再挑戦の本質は価格改善より成立確度の改善である。TGAの事前取得と継続保有者の合意で、公開市場から集める必要株数を縮小した。これは取引実行には合理的だが、前回不成立後に市場価格が2,800円へ近づいた結果、退出株主が得る上乗せは薄くなった。
2,800円は前回と同額で、直前終値2,784円への上乗せは16円、0.57%にすぎない。1~6か月平均比でも1.45~8.78%で、一般的な非公開化プレミアムとしては控えめである。野村證券の市場株価上限を16円上回り、DCF2,557~3,151円の中ほどには位置するが、DCF上限との差351円と利益相反構造を踏まえると価格評価には慎重さが必要だ。
一般株主は上限なしで2,800円の現金化機会を得て、応募株は全て買い付けられた。しかし直前市場価格とほぼ同じため、非公開化によって将来成長へ参加できなくなる対価として十分かが焦点となる。前回応募しなかった株主も、今回は成立下限の低下と支配権構造の変化により、残存すればスクイーズアウトされる可能性が高まっていた。
応募数は下限の3倍超となり、二度目のTOBは成立した。買付者とTGAで過半数を確保し、非公開化の実行条件は整ったため、取引設計としては成功である。ただし成立を生んだ主因は価格引上げではなく保有構造と下限の変更だった。企業価値面の成功は、非公開化後のSPIRAL投資が成長と収益性へ結び付いたかで評価すべきである。
本分析はMBO開始資料とTOB結果に基づき、その後の株式併合、上場廃止、資金調達条件、経営陣の最終持分、非公開化後の製品投資と業績を追跡していない。前回TOB後の個別株主の判断理由やDCF前提を独自検証していないため、同一価格での再提案が少数株主に十分公正だったかを断定しない。
対象会社はローコード基盤SPIRALを核に企業・自治体のDXを支援していた。競争環境の変化に対応するには製品刷新、人材、営業、クラウド基盤、海外展開への先行投資が必要で、短期的な費用増や利益変動を受け入れる経営体制が課題だった。
前回TOBは応募312,732株で下限1,830,400株に届かなかった。二回目は名目価格を変えず、TGAが1,674,000株をTOB外で取得し、TOB下限を783,400株へ下げた。価格を上げて応募を促すのではなく、支配権取得に必要な株数を別経路で確保する構造変更が成立を左右した。
MBOにより創業者経営と投資家資本を組み合わせ、SPIRALの製品再構築と成長投資を中長期で進める狙いがあった。上場維持コストを減らし意思決定を速められる一方、経営陣が買い手側に立つため、事業計画の下振れを強調して安く取得する利益相反を抑える手続が不可欠だった。
再挑戦の本質は価格改善より成立確度の改善である。TGAの事前取得と継続保有者の合意で、公開市場から集める必要株数を縮小した。これは取引実行には合理的だが、前回不成立後に市場価格が2,800円へ近づいた結果、退出株主が得る上乗せは薄くなった。
2,800円は前回と同額で、直前終値2,784円への上乗せは16円、0.57%にすぎない。1~6か月平均比でも1.45~8.78%で、一般的な非公開化プレミアムとしては控えめである。野村證券の市場株価上限を16円上回り、DCF2,557~3,151円の中ほどには位置するが、DCF上限との差351円と利益相反構造を踏まえると価格評価には慎重さが必要だ。
一般株主は上限なしで2,800円の現金化機会を得て、応募株は全て買い付けられた。しかし直前市場価格とほぼ同じため、非公開化によって将来成長へ参加できなくなる対価として十分かが焦点となる。前回応募しなかった株主も、今回は成立下限の低下と支配権構造の変化により、残存すればスクイーズアウトされる可能性が高まっていた。
会社IR、法定開示、取引所開示などを案件単位で照合しています。一次資料は2件、確認日は2026-07-15です。
開始種別MBO
案件区分TOB
スケジュール終了
応募期間2022-06-29 - 2022-08-09
イベント数2
上場・手続き上場方針不掲載
100株損益不掲載
3か月プレミアム+6.38%