買い手側
- 市場買付より短期間でまとまった株数を取得しやすい
- 条件を公表して進めるため、手続きの透明性を確保しやすい
- 経営統合や再編の実行計画を立てやすい
TOBレーダーは、国内上場企業のTOB予兆スコアを毎営業日更新します。
TOBは、買い手が「価格・期間・予定株数」を事前に示し、株式市場の立会外で株主から株式を買い集める手法です。 経営権の取得、上場子会社の完全子会社化、非公開化などで使われます。
最終更新: 2026-02-20
TOBは英語の
Takeover Bid
の略で、日本語では「株式公開買付け」と呼ばれます。
買い手は公開買付届出書やプレスリリースで条件を開示し、株主はその条件を見て応募するか判断します。
実務では、競争法審査・海外当局審査・ファイナンス条件などで開始時期が後ろ倒しになるケースもあります。
以下は、実際に実施された国内の代表例です。価格・期間・その後のステータスを確認すると、TOBの実務イメージを掴みやすくなります。
| 案件 | 公表日 | 買付価格 | 買付期間 | 目的/ポイント | その後 | 一次情報 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NTT → NTTドコモ | 2020-09-29 | 1株 3,900円 | 2020-09-30 〜 2020-11-16 | 上場子会社を完全子会社化し、グループ戦略を一体運営 | 2020-12-25 上場廃止 | |
| TBJH(JIP陣営) → 東芝 | 2023-08-07 | 1株 4,620円 | 2023-08-08 〜 2023-09-20 | 非公開化により中長期の再編・投資を進める体制へ移行 | 2023-12-20 上場廃止 | |
| KDDI → ローソン | 2024-03-27 | 1株 10,360円 | 2024-03-28 〜 2024-04-25 | 三菱商事・KDDIの50:50共同経営に向けた非公開化 | 2024-07-24 上場廃止 |
必ずではありません。条件、対抗TOBの可能性、税コスト、保有方針を踏まえて判断します。
市場売却はその時点の市場価格で即時約定、TOB応募は提示価格ベースで期間後に決済される点が異なります。
案件次第ですが、非公開化を目的とする場合は、株式併合などを通じて最終的に上場廃止に進むケースがあります。