親子再編

上場維持型TOBの注意点

TOBは必ずしも非公開化を目的としません。上場維持型では、買付後の議決権比率、流動性、支配株主との利益相反、経営方針を確認します。

判断を支える3つの確認軸
  1. 1

    買付後の議決権比率と支配関係を確認する

  2. 2

    流通株式比率と上場維持基準への影響を確認する

  3. 3

    支配株主との利益相反管理を確認する

三つの論点を別々の資料で確かめ、判断が一方向に偏らないようにします。

買付後の支配関係を確認する

買付後に親会社や支配株主が生まれるのか、持分法適用会社になるのかで、対象会社への影響が変わります。

公開買付者の取得目標、買付上限、役員派遣、資本業務提携の内容を確認します。

上場基準と流動性を見る

大株主の持分が増えると、流通株式比率や売買高が下がる場合があります。対象会社が上場基準をどう維持するかを確認します。

上場維持を表明していても、将来の追加取得や完全子会社化を否定しているか、表現の範囲を読みます。

少数株主保護を継続して見る

支配株主との取引方針、独立社外取締役、特別委員会など、TOB後の利益相反管理が重要です。

買付価格に応募しない株主は、TOB後の事業計画と資本政策を引き続き確認する必要があります。

関連ページ・確認先

このガイドは公開情報の読み方を整理するもので、投資助言や売買推奨ではありません。個別案件は必ず公開買付届出書、意見表明報告書、TDnet、EDINET、各社IRで確認してください。